【レポート】ITpro EXPO 2014に行ってきた!

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10月15日〜17日に東京ビックサイトで行われた

企業向けICTソリューションの総合展示会「ITpro EXPO 2014」に行ってきた!

大分、時間差が開いてしまったがざっくりとまとめたい。

 

ITpro EXPO 2014の概要

来場者数、約6万5千人と日本でも最大級の展示会。

〜主なテーマ〜

クラウド、セキュリティ、ビッグデータ、モバイル、IoT(モノのインターネット)など今風のテーマで開催。セキュリティ分野では標的型サイバー攻撃対策における先進的な技術や製品が出品されていた。

 

大前研一氏の伝えたこと

初日には「2020年、日本企業飛躍のカギ」というタイトルで大前研一氏が講演。残念ながら、私は聞くことはできなかったがある記事を参照すると、、

「日本が再び成長軌道に乗るためには、役割を終えた古い秩序を破壊する人材が必要だ」

と冒頭に述べ、産業界を支える一人ひとりが「変わった発想をするとがった人間」へと

シフトするための様々なポイントを解説した。

■ポイント①

「クラウドコンピューティング、クラウドソーシング、クラウドファンディングという“三つのクラウド”をフルに活用すること。三つのクラウドが象徴するように、今はテクノロジーやサービスが発達してきている。これらを有機的に組み合わせることで、かなりのことが可能だ。例えば、クラウドソーシングサービス上で『新しいアイデアに5万円出す』と言うと、人がわっと集まってきたりする。このような実態は、触れていじってみて初めて見えてくる。それによって得られるフィーリングが新しい発想にはとても大切だ。自分でこれらのサービスに登録し、使ってみてほしい」

■ポイント② ー日々の思考法ー

「この大企業をぶっつぶすためにはどうすればいいか」と、毎日、頭の中で思考実験を繰り返すこと。「ぶっつぶす」というのはなかなか物騒な話だが、大企業と同じ事業やサービスを、クラウドなど多彩なテクノロジーを組み合わせることで実現できないかと考えることで、アイデアが浮かぶものだ」

■これからの人材のあるべき姿について

 「やる気があれば、場所や時間に関係なく新しいことを学び、体験し、実践できる時代になった。新しいものを使ってみて、新しいことを体験してみて、新しい世界に自分を放り込んでみてほしい。それが21世紀を担う人材になるための秘訣だ」

引用:http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1410/15/news130.html

 

出展ブース紹介

会場には多くのブースが出店されておりいくつか気になるものをピックアップ。といっても写真をほとんど撮っていなかったため、紹介するものはわずかだが。笑

①Linkit (株式会社ACCESS) クラウド型ビジネスメッセージツール

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簡単にいえば、LINEのビジネス版。

話を伺うと、「メッセンジャーアプリが定番となり、メールの概念も変わってきている。ビジネス上のやり取りもメッセンジャーのように楽に簡単に伝えるツールになる」ということを仰っていた。

②Beacon (株式会社ACCESS)  Bluetooth Low Energy(BLE)を使った新技術

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Beaconの概要

ユーザーが携帯するスマートフォン端末に向けた商業施設でのデジタルクーポン等の情報配信によるO2Oサービスや、展示施設等での位置や移動のコンテキストに応じた案内サービスなど、M2M市場における有力な技術として、幅広い分野でのサービス利用が期待されている。また、iPhoneのiOS7に標準搭載されたことで、いま注目を集めている。

早く、市場に投入されればどれほど便利か。

楽しみですね!

更に詳しい情報はこちら ↓↓


iBeaconとは? | iBeaconなら「ストアビーコン」

 

 

ITpro EXPO AWARD 2014

このイベントでは「ITpro EXPO AWARD 2014」という表彰も行われ、大賞にはインテル「Edison」が選出された。

■「Edison」とは

日本国内でも発売する開発プラットフォーム。コンピューターを構成する大体の機能を「切手サイズのモジュール」に格納した超小型コンピューターである。具体的にはデュアルスレッドのAtom CPU(500MHz)とMPU「Quark」を搭載、メモリ1GB(LPDDR3)、eMMCのストレージ4GBに加え、デュアルバンドのWi-FiとBluetooth Low Energyも搭載している。

実際にインテルのブースに行くとドローンが置いてあった。

私は初見ということもあり、一人で静かに興奮していた。笑

ドローン

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大規模デモや火山噴火の様子を中継するカメラになったり、あるいは将来的に宅配サービスで使われるようになったりする、といった話題もあるドローン。

Amazonで頼んだものが全てこのドローンで運ばれてくる未来も近い。

紹介したものはごくごく一部だが、会場には実にたくさんの製品があった。

多すぎて、一日(実際には半日)じゃ周りきれなかったので紹介したものは少ない。

 

 

感じたこと

最後に、この展示会に行って感じたことを述べたい。

孫さんの言うようにIT革命は300年続き、現代はまだ始まったばっかりだ。

また、ジェフ•ベゾスも言っているように、

今、私たちが1908年のハーレー洗濯機の地点にいると同感できるなら皆さんはとても楽観的です。そして私もそんなひとりです今まで起こったイノベーションよりも今後のイノベーションの方が多いと信じています。これは1917年に世に出たシアーズの広告です。「電気を照明以外にも活用しよう」。これが私たちの今の地点なのです。実に初期の段階です。

このようにIT界の先駆者が言っているのも事実だし、実際にIT革命は始まったばかりだということ。その中でビッグデータやIoTなどの概念、言葉で出てきて、どの企業も手探りの中進められているといった印象が特に大きかった。

例えば、セミナーのテーマも「ウェアラブルによるワークスタイル変革」、「マイクロソフトのIoTソリューション」など、抽象的なタイトルが多く、実際の話もウェアラブルとはなにかという定義から始まり、ざっくりとした説明、最後に企業の取り組みを紹介して終わりといったパターンが目立った。

だからこそ、ネットにあるような情報量で紹介するだけでイベントとして成立し、来場者も前のめりになって(少々、大袈裟ですが、、笑)耳をたてて聞いていたんだな、と。

 

ーmemoー

•日本企業の製品はどこか素朴。というか目を引くようなものが無かった。

•このくらいの知識量、情報量でこんなにもたくさんの人が集まるのだという事実。一体どのくらいの契約が生まれたのだろうか?来場者はなにを持ち帰ったのだろうか?

•どの企業も手探り状態。その中でもインテルなどの外資企業は面白い製品を出していた。

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