今更ながらベイマックスを鑑賞。
ベイマックス可愛い。愛着が湧いてくる。
特に気球みたいな上に乗って、主人公ヒロを真似て一緒に足をぶらんぶらんしている姿がなんともいえない可愛さだった。
さて、ベイマックスでは天才ヒロとその兄の通う大学の科学オタクのメンバーによる様々なテクノロジーを用いた製品が披露される。現代にあれば、どれも画期的なものだ。それらを簡単に紹介する。
テクノロジー編
科学オタクの集まる大学のラボにて
●電磁サスペーション付きの自転車
摩擦抵抗ゼロの車輪。
どうやって動いてるんだろう?
●レーザープラズマカッター
●金属をもろくする薬品
僅かな過塩素酸に少量のコバルト、過酸化水素をほんの少しいれ、これらを500ケルビンまで加熱した薬品→180キロのタンクステーカーボイドを粉状にする
●ベイマックス
傷を癒すケアロボット
その役目や風貌などpepperに似てますな。
・ソフトウェア ー1万通りの治療法をプログラムを組み込んでいる
・体 ービニール製。弾力性があり、思わず抱きしめたくなる仕様
・目 ーハイパースペクトルカメラによるスキャン機能
人間の身体をスキャンして外傷から脳波まで読み取り、今の心理状態まで把握する。
光は波であり、粒子でもあります。光を波として捉えた時に、その波の種類(波長)に応じて、人間は様々な色を認識します。
例えば、人間がイチゴを赤色と認識するのは、イチゴが長い波長の光(赤色光)を反射しているからです。
色には相互にはっきりした区分けがあるのではなく、連続的に変化する無数の異なった色からなっています。このようにして生じた美しい光の帯にニュートンは「スペクトル」という名称を与えました。
ハイパースペクトルとは、数十バンド(種類)以上に分光されたスペクトルのことです。ハイパースペクトル情報を取得することで、人間の目や既存のRGBカメラでは捉えられなかった対象の特性や情報を捉えられるようになります。
なるほど。簡単にいえば得られる情報量の多いカメラということか。
・骨格 ー素材として軽いカーボンファイバーを使用。アクチュエータは400キロ持ち上げられる強度。
アクチュエータとは wikipedia参照
アクチュエータはものを動かす駆動装置と、その動作により制御を行う機械的あるいは油空圧的装置。利用する作動原理(入力するエネルギー)によりさまざまなものが開発され利用されている。一般には伸縮・屈伸・旋回といった単純な運動をするものに限られ、電動機(モーター)やエンジンのような動力を持続的に発生させるもの単体を指してアクチュエータとは呼ばない。
・バッテリー ーリチームイオン使用
・暖かくなる機能 ーこれどうやってるんだろう?
●マイクロボット
・主人公ヒロが開発。視点を変えることで生み出されたアイデア。
・神経トランスミッターを使ってテレパシーによって操る
頭の中でこう動けと思えば、動く。活用法は無限。必要なのは想像力だけ。
●テレポーテーション
・磁気制御システムを利用
感想
とにかくベイマックスが可愛かった。笑
あんなロボットだったら実際に欲しいなと思いますね。
また、才能の持つ怖さについて。主人公ヒロの開発したナノロボットは本人の意図しないい形で利用されており、天才は天才があるが故、利用されて終わることもあるのかなと。権力や財力に転がされる可能性もあり、天才よりもそれを利用する者が重要な立場なんだ。
歴史を見れば、アインシュタインの開発した原子力の技術が、結果的には原子爆弾として人々を傷つける結果をもたらすことに。最近であれば、一躍話題になった学校で爆弾を開発したと間違えられた14歳の少年など。純粋な科学や想いは本人の思惑とは異なる結果を招くことだってある。人工知能もその点を考えれば、紙一重のテクノロジーなんだろうな、とつくづく感じる。だからこそ、利用者の倫理観や道徳観が問われる。そのための価値観を一致させる、または向上させる必要性を強く感じている。
最後に主人公ヒロが言った言葉(厳密にいえば、二つ目は兄が言った言葉)で印象的だったものを紹介。視点を変えることでピンチをチャンスに変える。日常でも必要なことだと改めて感じた。
”みんな、自分の力を信じるんだよ”
”見方を変えてみるんだ”
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